日常の雑感

人生の途中経過を記録していきます

熱い情動、音楽文章衝動

音楽を聴く。熱い情動だ。それ以外はわからない。自分を客観視できなくなる。もちろん、音楽についても客観的俯瞰的には見れない。音楽そのものの世界に入り込んでしまう。ギターがいい、ドラムがいい、そんなことはわからない。塊でやってくる衝動を受けとめる以外に取る道はない。俺にはレビューは書けない。ずっと書けないことに悩んで、書けないからブログにもしていなかったけど、答えが出た。俺は書けないんだ。あらゆる音楽についてそうなんだ。昔は音楽について文章を書いて名を上げようなんて考えた時期があったが、いくら音楽を聴いても熱しかわからなかった。怠惰だからだって?でも、客観的に分析的に聴くように励んでいた時期もあったんだ。しかし、それはとてもつまらない作業だった。実りは多少あったが、本当にそれでいいのかという疑問も生んでだ。それも踏まえたの熱の重要性なんだ。

これがロックだけじゃなく、ジャズやクラシックにも当て嵌る。さらにいうなら、日常で読んでいる本や小説にも当て嵌ってくる。小説の世界にも入り込んで、あれは理想のキャストで演じられる映画か舞台だよ。文字を追うだけで、映像が見えてくる。これだけ深く入り込めれば、その作品をしゃぶり尽したといえるんじゃないかな。音楽もしゃぶり尽すのは大変だけど、その方向で進んでいる。そして、小説の感想やレビューも音楽同様、碌なのが書けないのだ。