日常の雑感

人生の途中経過を記録していきます

読書ログ

『読書について』を読んだ。その2

『読書について』を読んで思ったこと。その2。 良書を読めと言う。古くからある名著に良書が多いとも言っている。たしかに、今、良書を読もうとするとそのほうがいいと思う。しかし、今の時代に良書はないのだろうか。新刊がたくさん出版され、悪書が氾濫し…

『読書について』を読んだ。その1

ネットのどこかで勧められていた、ショウペンハウエルの『読書について』を読んでみた。 世の中に悪書が溢れていて、そういうものを読むのはためにならないばかりか、害になると言う。こういうことを言うのもおこがましいかもしれないが、僕もそれに加担して…

西村京太郎作品を思い返す。

西村京太郎氏の訃報を聞いた。 氏は、僕の読書開眼の時期に、初めて傾倒した作家だった。例に漏れず、十津川警部シリーズのトラベルミステリーだ。当時小学5年くらいだったと思う。面白かったなあ。鉄道にも興味を持った。時刻表を買って、時刻表上の旅(?)…

タイトル買い

300頁余りの文庫本が990円もするなんて!本も高くなったと云われるのを改めて実感するな。 その文庫本が届いて、早速読み始めると、990円出した甲斐があったなと思った。『怠惰の美徳』という昔のエッセイ集なのだが、タイトルを見て怠惰に生きることの素晴し…

アメリカ史の本の途中経過

アメリカ史の本、概説アメリカ史を読んだ途中経過。 1920年代のアメリカ的生活様式の広がりのところ。ラジオや大衆誌が広く人々に行きわたり、その影響により、人は周りの人々と同じような生活を欲っするようになったとあった。皆がフォードの自動車に乗り、…

本を読んで。

アメリカの歴史の本を読んでいる。まだ途中なのだが、ちょっと書いておきたくなったのでペンを取った。 1800年代終盤のアメリカでは、貧困に陥いる原因は、人の堕落した生活や怠惰にあるという、当時としても古いといわれる価値観にもとづく、自己責任論のよ…

本を読む

本が読めるようになって楽しい。何年か読むことを避けていたのから復帰した。読んだあとは頭の回転がスムーズになる気がする。気分もよくなる。日常的に読んでいたときには気づかなかったことだ。 大学の頃に買い溜めていた小説の積読を崩していく。教養系の…

長い小説、読み終わった

カーソン・マッカラーズの長編小説『心は孤独な狩人』を読み終わった。映画の『モンタナの風の抱かれて』は途中まで観た。ここからしばらく小説や映画を観るのはお休みしようかと思う。すごく満たされた気分なので、この時間をゆっくり過ごすことにする。得…

三島由紀夫の特集を見て思い出した

テレビで三島由紀夫の特集をやっていたので、途中まで見た。三島由紀夫の作品は、ふたつ読んだことがあって、ひとつは『文章読本』で、もうひとつは『宴のあと』だ。 『文章読本』は小説ではないのでいいとして、『宴のあと』である。『宴のあと』といえば「…