テレビで三島由紀夫の特集をやっていたので、途中まで見た。三島由紀夫の作品は、ふたつ読んだことがあって、ひとつは『文章読本』で、もうひとつは『宴のあと』だ。
『文章読本』は小説ではないのでいいとして、『宴のあと』である。『宴のあと』といえば「宴のあと事件」である。僕は、学生の頃の法学の概論の授業でこの事件と作品を知った。いわゆるプライバシー権に関する問題ついての授業だった。僕の専攻は会計学だったので、そんなに詳しく突き詰めない教養科目の授業であったが、興味深いテーマが多かったのを覚えている。
そんなことを思い出した三島由紀夫の特集だった。