日常の雑感

人生の途中経過を記録していきます

車でコルトレーン集を

  雑然とした部屋の片隅からコルトレーンのアルバムをMP3にして固めたCD-ROMが出てきた。こんなのあったっけ?作ったのはいいもののまったく聴いた記憶がない。せっかくだから車に持ち込んで通勤やドライブの時に聴くことにした。MP3は車で聴く用なのだ。家ではCD。

  バラードやジャイアント・ステップス、ブルー・トレインなどが入っていて、どれもゴキゲンなサウンドで鳴っている。車のオーディオでジャズは荷が重いのかなと思ってたけれど、そんなことはなかった。快適なドライブが楽しめている。

  車で聴いているうちに、本当にいい気持ちになってきて、家でも聴いてみたくなった。今日は出かけて帰ってきたあとにCDで聴いてみている。なんか車とは風情がちがうけれど、まあいい。

またスルメ盤

  この前届いたRamones の Leave Home 。第一印象は悪くはないんだけど、そこまでよくもないかなという感じだった。でも、CDを換えるのが億劫で何回も繰り返しかけていると段々よくなってきた。この年代のアルバムはスルメが多い。最初よくなくても、聴いているうちによくなってくる。逆に最初から圧倒的にいいなあと思うものは少ない。

宅配レンタル、ネット通販についての個人的すぎる雑感

  ネットで宅配レンタルを頼んだり、通販でCDやDVDを買ってみても、届く頃には熱が冷めることがままある。レンタルでも通販でもこの上なく早く届くのに、それでも冷める。さすがに届いた物を観ない聴かないことはないけれど、熱やワクワクは割り引かれている。

  そこでネット配信に頼ればいいということになる。これも曲者で、"いつでもできる"となるといつになっても観たり聴いたりしない。これは経験的に裏付けられている。何故なのかわからない。経験によるとしかいえない。一応サブスク料金は払っているが、利用実績はない。無駄に思えるが、いつでもできる状態を整えておかないと、映画・音楽愛好家としては気になってしまい、最終的に払う道を選ぶことになる。

  結局、リアル店舗で買うのが一番熱を持っていられることになるのか。それも少々疑問なのだ。とくに最近は。ブックオフで買い物をしても、熱が高まらないことが多い。中古ショップでの買い物は新品を買うのとはちょっとちがって、一点物を買うことになる。現在の物ではないことも多い。そこが新品の物を買うのと違うところだ。そして、最近はリアル店舗で新品を買うことがほとんどなくなっている。

  ここでどんでん返しなのだが、宅配レンタルで借りるもの、ネット通販で買うもの、いずれも、現在の物ではない。昔の映画を借りる、昔の音楽を後追いで聴いてみたい。そういう動機で使っているから、世評が定まっている名画、名盤の類が多くなる。そこには安定はあっても意外性は少ない。そこが熱が高まらない理由ではないのか。ちょっと熱を持って買ってみても、軽すぎてすぐ冷める。よくない。若いときは経験値が少なくて意外なものばかりだった。歳を取ってそれと同じ熱を求めるのは酷かもしれない。選択肢は二つありうると思う。熱を高めるためにあえて知らないものに手を出してみる。もうひとつは、熱云々は諦めてちがう方面から攻めてみる。歳を経たことを前提として。どちらでも楽しめそうな気がするから、どっちを選んでもいい。

名盤の前後のアルバム

  この前注文しておいた、Ramones の Leave Home と Road to Ruin が届いた。早速聴いている。1stとRocket to Russia は前から持っていて、いいなあと思って聴いていたんだが、そこまでの評判を聞かなかった今回の2枚は、教養を深めるためだ。音楽の教養を深めても仕方がないとは思う。仕事じゃあるまいし。仕方がないけれど、聴いてみたいから聴いてみる。

帰宅。

  職場で気になったことに頭を惑わされながら帰宅した。モヤモヤする。今回の話はそのモヤモヤについて云々する話ではない。その惑わされた頭が、夕飯を食べて自室に戻り、音楽をかければ困惑も霧消して、すっきりした心持ちになった。いつからこんなに気分転換が上手くなったのか、という話なのだ。今回のモヤモヤが取るに足らないものだったのかもしれないが、いやいや、こういうことは最近よくあるので、気のせいだけにはできない。

 

今日のよかった音楽

  今日は休み。半日だけ音楽を聴いて過ごした。その中で良かったのは、コルトレーンのバラードだった。コルトレーンのテナーの音色が刺さった。いままではアップテンポのこれぞシーツオブサウンドみたいなのをいいなあと思っていたんだけど、たまたま選んだバラードのアルバムに新しい世界を見た。繰り返し聴いて、午後からのドライブのときもかけた。ゆっくり目のジャズはお洒落過ぎるイメージで敬遠していたのだが、しっかり芯があって聴きどころがあるのを知った。カフェで流れるゆったりと軽い感じのジャズに抵抗があって、速い・激しいものこそ本物だと信じていたが、テンポだけで判断するのは早計だったな。

余暇とデフレマインド(?)

  朝から午前中は、Grateful Dead の70年代のライブ盤を聴き、お昼を食べてからはStevie Wonder の70年代のアルバムを聴いている。往年の名盤は繰り返し聴いても苦になったり飽きたりしないから、低コストで効率よく時間を過ごすことができる。こういう言い方はいかがなものかと思うが、お金のかからない余暇の過ごし方は物価高が叫ばれる昨今では重要なことだ。金のない学生時代から変わらない実践だが。完全にデフレマインド、失なわれた30年の生活が尾を引いている。こういう愉しみ方を血肉にしてきたから、よりよい生活を目指すより、今あるものを最大限味わって楽しみ尽くす思考体系になっている。貧困まっしぐら。