日常の雑感

人生の途中経過を記録していきます

『読書について』を読んだ。その2

『読書について』を読んで思ったこと。その2。

良書を読めと言う。古くからある名著に良書が多いとも言っている。たしかに、今、良書を読もうとするとそのほうがいいと思う。しかし、今の時代に良書はないのだろうか。新刊がたくさん出版され、悪書が氾濫していると言っているが、玉石混淆の中から後世に残すべき良書を選別していく作業も現代を生きる人の使命ではないかと思う。

歴史の審判をくぐりぬけてきた今も残る古人の書がいいのは決まっている。現代の我々も審判人として積極的に評価を下していくべきだ。悪書は害だと言っているが、悪書と評価するプロセスを避けていてはいけない。

と、考えてみたものの、この本は再読が必要だ。断片が印象的すぎて、本質を見誤っている可能性がある。この記事もまだ途上だと注意しておく。