2021-03-06 本を読んで。 日々 読書ログ アメリカの歴史の本を読んでいる。まだ途中なのだが、ちょっと書いておきたくなったのでペンを取った。 1800年代終盤のアメリカでは、貧困に陥いる原因は、人の堕落した生活や怠惰にあるという、当時としても古いといわれる価値観にもとづく、自己責任論のような考えかたがあった。生存競争や適格者生存といった現在でも一部でいわれるような社会進化論の考えかただ。 そういう考えかたが100年以上前から存在していたことに驚いた。そして現在も根強く残っていることは、決定的な処方箋がないのだろう。 新版 概説アメリカ史―ニューワールドの夢と現実 (有斐閣選書) 発売日: 1990/03/01 メディア: 単行本