日常の雑感

人生の途中経過を記録していきます

ネオクラシックな旧車と音楽についてのイメージ

通院の行き帰り、音楽をしばらく聴いていたParliament の Mothership Connection から James Brown の Say it Live and Loud Live in Dallas 1968 に替えた。

 音量は変えていないのに、ベースの圧がすごい。車の外から見てもズンズンいってそうな感じだ。たまにそういう車を見かけるけど、彼等はクラブ系音楽が多いような印象。ファンクは、特に70年代のファンクは見かけないな。自分も音楽を聴きながら走っているんだから、他人の聴いている音楽をジャンルまで詳しくはわからないけど。

 そんな軽い優越感に浸っても仕方がない。僕は僕の好きな音楽を聴いて走る。ところで、素敵だなと思うスタイルもある。90年代のネオクラシックな旧車に純正でついている、あるいは、後付けしたスペアナ満載のデコデコしたCDプレーヤーないしカセットデッキで聴く、90年代または80年代後半のJPOP。さぞ気持ちいいだろうなと思う。イメージだけど。

その時代の車・オーディオで聴く、その時代の音楽はそれに合うように作られているから最高なんだろうな。僕も90年代のゴテゴテしたミニコンポで当時は聴いていたけど、あの頃の感じは今の所有機器では出ない。思い出補正なのか、時代が変わってモノ作りのコンセプトも変わったのかわからないが、今聴いても瑞々しくない。

 では、僕が聴く70年代の音楽は一体なんなんだ。70年代の機器、つまりレコードで聴くほうが最高なはずだ。ということになってくる。でも、その時代のレコードを一から揃えて、プレーヤーも揃えてとなるとコストが果てしなくかかってしまう。ただでさえ貧困予備軍なのに、そんな余剰な資金はない。資金は作ればいいけれど、僕には作る気もない。70年代の音楽をCDで聴く。中古で数百円で売られているものしか買わない。もちろん最新リマスターなどではない。そういうのを聴いて気分がいいのか。悪くはない。最高ではないけど、悪くはない。満足できるレベルだ。身の丈暮らし。