日常の雑感

人生の途中経過を記録していきます

らしさ

 30代も後半、ほとんど40に近くなって気づいたこと。この歳になると、趣味でも仕事でもいろいろな分野の専門家に分かれていっている。意識していない人がほとんどだと思う。僕もそうだった。自分にとって特に学んだわけでもない、普通だと思っている話、たとえば、音楽の話、野球の話、にわか知識しかないと思っている車についてだって、人から見れば詳しいと言われるくらいだ。だから何だという話だけど、なんとなく生きているだけでも、特殊な知識を持った人間になれるもんだなと思う。

 もちろん、自分より詳しい人はごまんといるけれど、自分より知らない人も数多くいる。それはそうだ。世界は広く、興味のある分野、必要に迫られて知った分野など星の数ほどの細かい分野がある。全てについて把握するのは無理だ。限られた自分の知っていることを統合して作られるのが価値観であると認識している。自分がどんな思考体系をしていて、何を重んじる人間なのかが、その人らしさを表すのだろう。