日常の雑感

人生の途中経過を記録していきます

穏やかな趣味嗜好に移行したい

 音楽は熱いほうが好み。熱演のライブ盤を好んで聴いている。でも、少し嗜好を変えていかないとならないと思いはじめている。血も湧きたつような熱演は、血圧の上昇をもたらす。最近、血圧が高めになってきた僕は、血圧が上がるような娯楽からは退いていくべきだという考えに至ったのだ。家庭の医学での、高血圧の人の養生へのアドバイスでは、興奮するような娯楽や趣味は避けるようとあるし。

 残念だが、健康には替えられない。穏やかな趣味や音楽の嗜好に改めよう。穏やかな音楽とは何なのか。熱さを基準に音楽を探求していた側面もあるから、まったく畑違いな問いだ。イージーリスニングみたいなものを想像するが、そういうのは何か味気ないイメージがする。ちゃんと聴けば聴きどころもあるのだろうか。たとえば、イーノのミュージック・フォー・エアポートというのは、ロックの名盤ガイドにも名前が出てきた、アンビエント系の穏やかそうな音楽だが、そういうのから行ってみようか。

 思えば、たゆたうようなフィッシュの長尺なライブ盤も、延々と聴いていても急激な興奮もないからいいかもしれない。あと、この前入手したクラシックのモーツァルトシューベルトなんかの弦楽四重奏も安らげるかもしれない。浅学ながら。ピアノ曲は興奮しがちになるから、弦楽を。

ちょっと思い巡らせただけで候補がいくつか出てきた。なんか希望が見えてきたな。音楽は熱い演奏だけではないと知るいい機会が持てそうだ。