日常の雑感

人生の途中経過を記録していきます

宅配レンタル、ネット通販についての個人的すぎる雑感

  ネットで宅配レンタルを頼んだり、通販でCDやDVDを買ってみても、届く頃には熱が冷めることがままある。レンタルでも通販でもこの上なく早く届くのに、それでも冷める。さすがに届いた物を観ない聴かないことはないけれど、熱やワクワクは割り引かれている。

  そこでネット配信に頼ればいいということになる。これも曲者で、"いつでもできる"となるといつになっても観たり聴いたりしない。これは経験的に裏付けられている。何故なのかわからない。経験によるとしかいえない。一応サブスク料金は払っているが、利用実績はない。無駄に思えるが、いつでもできる状態を整えておかないと、映画・音楽愛好家としては気になってしまい、最終的に払う道を選ぶことになる。

  結局、リアル店舗で買うのが一番熱を持っていられることになるのか。それも少々疑問なのだ。とくに最近は。ブックオフで買い物をしても、熱が高まらないことが多い。中古ショップでの買い物は新品を買うのとはちょっとちがって、一点物を買うことになる。現在の物ではないことも多い。そこが新品の物を買うのと違うところだ。そして、最近はリアル店舗で新品を買うことがほとんどなくなっている。

  ここでどんでん返しなのだが、宅配レンタルで借りるもの、ネット通販で買うもの、いずれも、現在の物ではない。昔の映画を借りる、昔の音楽を後追いで聴いてみたい。そういう動機で使っているから、世評が定まっている名画、名盤の類が多くなる。そこには安定はあっても意外性は少ない。そこが熱が高まらない理由ではないのか。ちょっと熱を持って買ってみても、軽すぎてすぐ冷める。よくない。若いときは経験値が少なくて意外なものばかりだった。歳を取ってそれと同じ熱を求めるのは酷かもしれない。選択肢は二つありうると思う。熱を高めるためにあえて知らないものに手を出してみる。もうひとつは、熱云々は諦めてちがう方面から攻めてみる。歳を経たことを前提として。どちらでも楽しめそうな気がするから、どっちを選んでもいい。