日常の雑感

人生の途中経過を記録していきます

家にいるとお金を使ってしまう。

  よく、出かけるとお金を使っちゃうから家に引きこもるんだ、という話を聞く。僕の場合は逆で、家にいる時のほうが財布の紐が緩む危機だ。家にいて、何をしよう、どうしよう、あれが面白いかもしれない、新しいものに興味が出たぞ、なんて考えごとをしていると、もうダメだ。すぐネットで調べ始めてしまい、まずは道具から、環境を整えなくてはと、amazonで買い物につながっていく。そして、注文した物が届いた頃には熱も冷めはじめていて、結局、何も新しいことは始まらず、物だけが残る。

  そういう失敗を繰り返していて、近頃は自制を心掛けている。でも、厄介なのは、従来からの趣味の物を増やすことだ。主にCDや本なのだが、これもいい加減増やすのを止めないといけないと思う。これらは、無駄にならないからとか、体積が小さいからとかいって、すぐ買ってしまう。値の張るものは自制できているが、ネットの中古ショップで安くなっているとつい。

  詳細に検討したわけではないが、概算では、車で遠出したほうが安いくらいではないか。ガソリン代と途中のコンビニに寄るくらいだから。普通の人々は、こういう遠出は想像できないかもしれないが、僕の場合、遠出は基本的に目的なくドライブするだけの意なので、こうなる。最近は人が怖くて、道の駅や観光地の食堂で食事をするのも嫌になってきているから、尚更お金がかからなくなっている。極めて特殊な例なので、一般には通用しないだろうけど。

  要は、好きなものや、休日や暇な時の過ごし方が明確になっていれば、お金の使い道が限定されてくるので、それ以上に余計なものにお金が出ていかないという考えだ。まあ、後付けの理論だ。先に好きなものがないと始まらない。この考えは、森博嗣氏のエッセイに影響を受けていることを付け加えておきます。