日常の雑感

人生の途中経過を記録していきます

昼休みはヘッセの『車輪の下』を読む

  職場の昼休みに読書。ヘッセの『車輪の下』を常備して読んでいる。もう何周かしているが、毎度身につまされて辛い気持ちになる。何もこういう小説を昼休みに読まなくてもいいのではないかと思うが、他のものを持っていく気にはならない。

  ああいう話が小説として書かれるということは、ああいう人が世の中にはある程度存在しているということだと思われる。それだけでは心強くという訳にはいかないが、まだ完全にレアな世界で生きているわけではないと思うと、いくらかマシ。その対処法は人それぞれなのだろうから、ヒントが与えられていなくても文句は言わない。

  でもヒントはどこに求めればいいのだろうか。小説の世界か、あるいは日々の生活からか。小説の世界はともかく、生活はボーっとしているとどんどん流れていってしまうから、問題意識とは言わないまでも、何かヒントになりそうなものを逃さないような心掛けは必要かもしれない。