日常の雑感

人生の途中経過を記録していきます

めくるめく興奮

めくるめく興奮は、突如として最高潮でやってくる性質のものではないことに気づいた。最初はつまらないようにさえ見えることでも、徐々にジワジワと興奮の波が押し寄せてきて、最高潮に達っして終わる。

僕の音楽鑑賞ですらそうだ。アルバムの始めのほうは、気分も乗せられてこず、なんとなく聴いている。それが中盤を経て終盤へ差し掛かるころには、これはいい、いい気分だ、となっている。映画を観るときでもそう。最初は、いわば我慢だ。つまらない。というか、登場人物の人間関係やなんかを把握するのに忙しく、興奮もなにもない。

ああ、僕もめくるめく興奮を味わえるんだな。食わず嫌いだったり、予想される最初のほうのつまらなさからくる、重い腰を上げないと興奮は味わえない。音楽なら聴きはじめちゃえば、映画なら見始めちゃえばこっちのものだな。

割と色んな分野に言えることなのかもしれない。