日常の雑感

人生の途中経過を記録していきます

往年の名盤を聴いて。

夕方に歯医者に行くまでの間、音楽を聴いて過ごしている。ケンプが演奏するモノラル時代のベートーベン・ピアノソナタ全集から。17番のテンペスト辺りを聴く。聴きながら、googleで"ケンプ ベートーベン モノラル"と検索。ケンプの演奏は人間味の深いとか、味わいのある、柔かいと言われることが多いようだ。僕の感想はどうか。ご多分に漏れず僕もそう思う。時代を代表するような名盤に、若輩者の自分はまだ自分の言葉を持たない、ただただ平伏すだけだ。

ただ、この名盤は録音から70年近く経っているわけであり、その後に発表された様々な演奏家のいろいろな録音や、社会の変化、環境の変化を考えると、新たな今日的意義なんてものも見出せるのかもしれない。この前読んだ歴史の本によるとそんなこともあるようだ。