日常の雑感

人生の途中経過を記録していきます

同年代と同じだけの時間

たまに昔を振り返っていたたまれなくなる。今の自分は世の30代がしてきているような経験を何ひとつしていないのではないかと。でも、同年代と同じだけの時間を生きてきているのだから、何かしてきたのは間違いない。ボーっとしていることだけでも"何か"の範疇に入るのだから。人と同じ経験か同じじゃない経験かだけの差だ。そうとでも考えなければやっていられない。まったくの平均的人間が存在しないように、誰もが同じ経験をし、人とちがう経験をしている。僕は人と同じ経験が少ないだけだ。

社会のシステムの中でうまく立ち回って生きていくためには、人と同じ経験をしているほうが望ましい。思考回路が共有できるからだ。共有している前提があれば、言っていることが伝わりやすい。皆が同じ方向を向きやすい。僕には無理だ。人と話せば、いつもどこからズレている。皆が共有している前提が理解できていないからだ。

例えば、この記事のように具体的な例を示して説明することなく、抽象的な言葉に終始するのは、読者と同じあるいは似た経験を持っていると思えないことの見本みたいなものだ。

人と同じ経験が少ない。孤独であるが、これでやっていくしかない。強みに変えるなどとはおこがましい。生きているだけで丸儲け。生きていられるとうことは、僕の考えも通用しているということ。そんなに深く考えることではない。