日常の雑感

人生の途中経過を記録していきます

気まぐれエッセー

 読みかけの本、『心は孤独な狩人』のことはいつも頭の片隅にある。ベッドの横に置いてあるのを寝るまえに目にしている。二段組の400ページ近いこの本ももう半分くらいまで来た。このまま投げ出すことはないだろう。最近は読む機会がないだけで、読み切る気はある。

 時間があるときは、本を読まないで、音楽漬けになっている。マイルス・デイビスのライブ盤のいくつかをよく聴いている。60年代のものだ。よく思うのは、こういう昔の音楽は、片手間には聴けないパワーの強さがあることだ。BGMとして流しながらネット見たりしていると、後に具合が悪くなる。経験則では。ちゃんと他のことをしないで聴くとそんなことにはならないようだ。経験によると。パワーの強さの分だけマルチタスクを難しくしているのだろう。

最近の一日は、歯磨きをする時間に支配されている。

「もうこんな時間だ、歯磨きをしなくちゃ。」

朝と晩に訪れるこの時間で生活のリズムが作られている。お風呂の時間や、朝、支度を始める時間もしっかり決められているが、なぜだか歯磨きほどのインパクトはない。一日は歯磨きに始まって、歯磨きに終わる。夜、歯磨きをしてしまえば、その後は何かをすることができないことを意味し、寝るしかなくなる。