日常の雑感

人生の途中経過を記録していきます

音楽の即効性

外から帰って、なんだか落ち着かない気分でいた。ルーティンの音楽をかけことにする。キース・ジャレットの『ソロ・コンサート ブレーメン ローザンヌ』を聴きはじめる。長大な即興演奏のアルバムである。全体の3分の1くらい経過したあたりから段々と気分が落ち着いてきた。別に落ち着かせるような要素が急に現れたわけではなく、単に時間のせいだと思っている。

ささくれだった気分だったり、今回のような落ち着かない気分のときの音楽は、こうして不穏な気持ちに耐えながらじっと聴いていると、徐々に穏やかになってくる。これは何回も経験している。音楽をかけた途端に気分が変わることはない。経験上は。即効性を求めてはいけない。