食後のコーヒー。インスタントコーヒーで作るのだが、いつも味がまちまちになってしまう。あるときはコーヒーが濃く、あるときはミルクの味が多くを占める。甘く仕上がったことはあまりない。
まちまちになってしまうのは、コーヒーやミルクの量、果ては注ぐお湯の量まですべてアバウトだからだ。一定しない。
そうしてまちまちなコーヒーを飲んで、味の違いを感じるのである。そういった愉しみを持っていては、来客があった場合にはとても出せない。いずれ来客があったとき用にちゃんとした作り方をマスターしておかなくては。いずれは。
ちゃんと決まった通りに、あるいは自分で決めた通りに作れば解決される問題ではある。しかし意思がない。ちゃんと作るつもりがないのである。