ウェザーリポートの「8:30」というアルバムを聴くと、国道122号で日光から埼玉まで帰ってきた時の情景が浮かぶ。道中、ずっとこのアルバムをかけていたから。
ミッシェルガンエレファントの「ギア・ブルーズ」のアルバムは、知らない土地で道に迷って、辺りが暗くなってきて、ナビもない高速のインターを見つけたがお金がなくて乗れない、怖さしか感じない要素が積み重なってしまったときにカーオーディオから延々と流れていて、思い出すだけで怖さを思い出すから聴くのを避けている。でもあの状況で音がなかったら心の均衡が保てていたか疑問だが。
そういう思い出のアルバムがいくつかあるけど、これって財産だよね。もう聴きたくないアルバムでも捨てない。
よく言われる、青春を彩った音楽とか、恋をしていた時に流れていた音楽というのは僕にはないけれどさ。