日常の雑感

人生の途中経過を記録していきます

CMに見る世情

 おはようございます。

 相変わらずラジオを流す生活を続けています。ラジオを聴いているとCMで気になるものがあります。それは、借入金の過払い利息を取り戻せると謳っている法律事務所のものです。法律事務所は他にも、B型肝炎に感染した人は給付金が出るから手続きを代行するといったCMもしています。

 昔はこういうCMはありませんでしたよね。こういうCMが多くなってきたことは何を示しているか考えました。率直に仕事がないのだろうと思いました。なので、かつて一般の人に馴染みがなかった法律事務所がラジオなどの身近なメディアに露出して直接一般の人に訴える必要が出てきたのでしょう。

 仕事がないことの背景は、弁護士や司法書士の人が増えてきたことによるものが大きいでのはないかと思います。僕の世代の少し前の世代は、就職超氷河期世代でした。そういう人たちを見ていた人は、就職しやすくて安定した職業として弁護士や公認会計士を志望しました。政府の政策でもそういった士業を増やすような方向だったので渡りに船といった感じでした。僕も例にもれず、公認会計士を目指したりしました(受かりませでしたが)

 人が増えすぎてしまったために、仕事のパイを奪い合うようになってしまい、従来型の仕事が取れなかった人が新たな分野を開拓しているといった構図でしょうか。あるいは、単純に法律事務所側のビジネスとして売上拡大、多角化のための施策なのかもしれないですが。