日常の雑感

人生の途中経過を記録していきます

精神が安定する方法の確立

 20代のうちに、どうすれば自分の精神が安定するかわかって、方法も確立されたのに、30代に入ってから何を思ったのか自ら方法を変え、壊してしまった。たぶん、確立された方法を実践しているうちに、安定に慣れてしまったのが原因だ。安定して不安定に悩まされていた時期のことを忘れてしまい、変化を求め、あえて不安定になるように変わっていったのだ。そして長い不安定な期間が続いている。精神的ブレと身体も辛い。元の方法を思い出すか、まったく新しい精神を安定させる方法を確立しなくてはならない現状だ。

 自分には安定した状態が向かないのか。冒険家のように不安定な状態を好むのか。あるいは、不安定な状態を安定させるプロセスが楽しいのか。精神と身体が辛くキツいという認識がある以上、不安定な状態が好みとは思わない。けれども、安定する点を見つけるのは案外嫌じゃない。昔何かの本で、物質は安定しようとする作用があると読んだ。たしか、それによって力が生まれるというようなことも書いてあった。僕にとっては力が生まれるのはあまり興味がないことだが、安定しようとする作用は惹かれる概念だ。

 あるいは、完全な安定を求めていくプロセスに、精神的な安寧な気持ちを持つのかもしれない。故に、自ら壊してしまったのではないか。安定へのプロセスをスタートさせるために。