日常の雑感

人生の途中経過を記録していきます

素直でいるのは

年齢を重ねるうちに、物事・人に素直に接するのが難しくなってきているように思う。いつも素直でいたいと思っているし、できないときは自分が嫌になったりする。歳なんだと思う。老いとか衰えではなく、いろんなタイプの人々に揉まれることによって、不可避的に起こる変化なのだろう。自分だけバカみたいに素直でいることが、それこそバカらしく思えることが歳の数だけ増えてくる。

それでも素直を志向することができるだろうけど、障害となるものが増えてくるだけコストがかかってくる。実際にお金が減るコストではなく、精神が削られるタイプの精神コストだ。コストベネフィットの関係を考えると、素直でいることで得られる何かよりコストのほうが上回ってしまうと、最早、素直ではやっていられない。嫌なタイプの大人となってしまう。

どうしようかな。嫌な大人に成り下がるだけなら簡単だ。なんとか素直か素直の代替的になる歳を重ねた上での大人の良さを獲得したい。まあいつまでも素直なだけの大人もどうかと思うし、余裕とか落ち着きと表現されるようなものがあるのがいいよな。