日常の雑感

人生の途中経過を記録していきます

9月25日の雑感

どうしてもよくわからない。音楽を聴きはじめて20余年、未だに感想が言えない。驚きだ。何らかの感想を持たないものなのか。これに焦って感想っぽいものもブログなどに書いたこともある。しかし、それはどこかで聞いたことのある誰かのものの焼き直しだった疑いが強い。20代の頃は、ある種の開き直りがあって、感想云々はあまり気にしなかった。気にしだしたのはここ数年で、twitterを使うようになり、あの短い文字数のなかにも的確と思われる感想が述べられているのを見たからだ。

この20年で自分が築いてきた音楽やその他の世界観は、とても脆いものであった。ネットの顔も見えない人々の言葉を聞いただけで、崩れつつある。これから道はふたつだ。ひとつは世界観を強固なものにするために、かつての方法を頑にも続けること。圧倒的な蓄積は人の追随を許さないと信じて、ひたすら音楽を聴き続けること。もうひとつは、もう音楽を聴くのは止めにして、ほかの新しい楽しみを見つけること。新しい選択肢はいくつか用意してあるので、まったくの真っ新な状態ではない。

しかしながら、どちらも愚かな道だ。ひとつ目の蓄積することが人の追随を許さないというのは、結局のところ、他人に依存していて、"自分"というものが抜け落ちている。追随を許さないなど、下らない。どうでもいい。ふたつ目の止めてしまうにしろ、ほかの楽しいことに移行したところで、またtwitterで先行する人の話を聞いて意気消沈して、またほかのことへ移ることになるだろう。

結論。即座にtwitterやネットから離れて現状維持。音楽を聴け。