日常の雑感

人生の途中経過を記録していきます

マウント取りになりがち

職場とか…主に職場において、長年同じ処に通っていても、辞めていったり入ってきたり、人の出入りがある。そんな中で、自分の常識では考えられないような発言をしたり行動をとったりする人に出会すことがある。学生時代とは違い、いろいろなバックグラウンドを持つ人々が集まるとままよくあることだ。

何年か前までは、そういう人に出会っても、「自分の常識は他人の非常識」と思って、他の人から見れば僕にも常識外れと思われていることがあるだろう、お互いさまだと認識していた。

しかし、最近は、かなりパワーのある、自分の知らない世界を見せてくれる、僕の常識では理解に苦しむ人々と触れ合う機会が増えた。具体的なエピソードは差し控えるが、自分の常識は他人の云々では収まりきれないのではないかと思うようになってきた。

僕はそういう人が理解できずに戸惑ってしまった。理解しようと、会話の節々からヒントを探っていった。離婚歴があると出自が複雑だとか、パチンコをするとか借金があるようだとか、僕の常識では考えられないような経歴は、僕の常識では考えられないような彼等の言動行動とリンクさせやすかった。それは単なるマウントである。

そんなことを言ったら、彼等にとって理解できない僕の行動も、35歳で結婚歴が一度もないから理解できない行動をとるのだなどと、マウントをとられてしまっても文句が言えない。同じことだからだ。

こういうときは人のいいところを探すのだ、と、言われても僕は聖人君子にはなれない。でも、彼等にも感心させられることもある。理解不能な言動行動ばかりが印象に残りがちだが、確かに感心したこともあったのだ。感心したことを覚えておけば、理解に苦しんだときにマウント合戦が少し柔らぐのではないだろうか。