音楽。昔のアルバムで「可能な限り大音量でお聴きください」と注意書きされているものがあるようです。例えば、マイルス・デイヴィスの『パンゲア』と『アガルタ』のレコードには書いてあるらしい。(僕の持っているCDには書いていない)このほかにもそう書いてあるアルバムはいくつか存在するようです。
おそらくそのアルバムの魅力を最大限味わうための配慮なのでしょう。もののサイトによると、レコードの特性と長時間録音の影響云々と言われていますが、それを通り越して、制作者の熱さが感じられませんか?
大音量で聴け、と。それも可能な限りの。住環境が許す限りの、と書いているアルバムもあるようです。大音量で聴かないとこのアルバムは楽しめませんよと。
たぶんCDやハイレゾの今の時代では、うまく調整して気持ちよく聴けるようにできるのでしょう。レコード時代ならではの粋な計らいですね。