日常の凸凹

見なれた日常にある凸凹を見つけて記録していきます

音楽とアレルギーと歴史の理解

音楽にアレルギーを持った記憶がない。初めてきくジャンルでも、拒絶感なく許容はできる。そして、許容して聴き続けているうちに楽しくなってくる。おかげで多くのジャンルの音楽を楽しめる耳になってきている。クラシックでもジャズでもアンビエントでも。ジャンルを挙げればキリがない。

でも、新しい時代の音楽にはついて行けてない。僕は先鋭的なものに対して少し慎重で認められないきらいがある。要するに、リスクを取らずに何回も再発されるような名盤ばかり聴いている。どのジャンルでも。そうなれば、多くの人が拒絶感を示したような、奇盤というか刺激的なアルバムに出会う確率は少ないはずだ。

時代を切り拓くような先鋭的なものを聴いて、新たな時代を作っていくリスナーのひとりになるのが、現在を生きる音楽ファンの使命だというなら、僕は音楽ファンではない。しかし、音楽ファンのひとつの形態として、昔の名盤を聴きまくって、音楽が辿ってきた歴史を体系的に理解する愉しみもあっていいと思う。僕は、そっちを指向する音楽ファンだ。

音楽は、とくにレコード文化は、ほかの学問の分野と違って、書物に頼らずとも、歴史を自分で組み立てて理解することができる。自分で実際にアルバムを聴いて、そのアルバムが影響を受けた、あるいは与えたジャンルやアルバムを見つけていく作業は、それはそれで楽しい。