日常の雑感

見なれた日常にある"何か"を見つけて記録していきます

11月4日 記録に残る系芸術

 芸術で記録系のジャンルは大変だと思う。音楽とか映画とか。今の作家たちは過去に発表された膨大な量の作品たちと戦っていかなくてはならないから。

 例えば、僕はクラシック音楽を聴くのだが、持っているアルバムのほとんどが古の1950年代から70年代のものだ。これは僕の趣味の問題なのかもしれないが、タワーレコードなどの通販サイトで新譜として紹介されるのも、その年代の演奏者の高音質リマスター盤とか、たくさんの録音を集めた廉価ボックスなどだ。新しい録音はあまりピックアップされていない。ピックアップされないから、新しい録音の探し方がわからない。

 この理由は、新しい録音のアルバムを作っても売れないからだろう。過去の、評価の定まった定番のアルバムのほうが売れる。今の人が技術的に劣っているのかはわからないが、過去の定番には敵わかったのだろう。昔の人は、記録に残っている明確な"過去"と戦わう必要がなかった分、ある程度自由だったろう。今の人は戦う相手が多すぎる。